8.Area21(監督コラム)

懐かしいゲーム(SUPER BOWL XXIV)

関西学生リーグやXリーグ(日本社会人)、時々関東学生リーグのゲームをCS放送(スカパー!)で観ています。学生時代は京都に住んでいましたが、関西では関西学生リーグを深夜に地上波で放送していました。

静岡県では、BSやCSでないとなかなかテレビ観戦できる機会はありません。フットボールを普及させるためには、気軽にテレビ観戦できる環境は大切ですね。

先日、スカパー!の契約していないチャンネルの無料放送で、NFL(米プロフットボールリーグ)の過去の試合を放送していました。チャンピオンを決定するSUPER BOWLの第24回でした。San Francisco 49ers 55-10 Denver Broncos という対戦カードで、私が中学生の時のゲームです。当時は、日テレ系列の静岡第一テレビで生中継されていました。数少ないフットボールの放送ということで、ビデオに撮って何度も繰り返し繰り返し観た記憶があります。まだ実際にプレーしたことない憧れのスポーツでしたから、解説者の言葉によく耳を傾け、何でも吸収していたように思います。

そんな懐かしいゲームを再び眼にすることがあるとは思ってもいませんでした。ゲームを観ていると、選手のスタイルやフォーメーション、プレーなど今とは変化している部分が多くあり、逆に新鮮な感覚で観戦できました。

フットボールは日々進化しています。その時々の流行の戦術やスタイルがあり、その変化は激しいものがあります。流行に乗り遅れないようにアンテナを高く立てて情報を得なければいけませんが、過去を参考に原点に戻ることも必要なんじゃないかとも思います。

まあ、とにかく今回は、純粋にフットボールに憧れていた自分を思い出すことができ、次への活力となったような気がします。

Joe Montanaです。歴代最高レベルのQBです。今の現役選手達は彼を知らないんですよね…。日本のCMにも出ていました。「どんなモンタナ…」って。スーパースターになにをやらすねん(怒)!

字幕スーパーにも年代を感じます。このゲームで彼は数々の新記録を打ち立てました。

Montanaが、フィールドのどこにパスを投げ分けているか…を解説している図です。しかし、かなり下手な絵ですね。今じゃ許されないですよ…

このゲームで特に気になったのは、選手の防具。近年はショルダーパッドも小型化が主流。

←Tom Rathmanはこの首周りの形がトレードマークでした。

この時代は、かなり大きめのショルダーパッドの選手が目立ちました。最近は、ヘルメットの進化が顕著です。現在のスタイルも数年後には、「懐かしい~」となってしまうんでしょうね。

フットボールシーズンも大詰め

今年もあとわずかになりました。この時期の日本のフットボール界は、ほとんどのチームはシーズンを終えていますが、勝ち残った上位チームが残りの戦いを続けており、シーズンも大詰めを迎えています。

高校では、12/23に『第40回クリスマスボウル』が行われ、関東代表の日大三高が関西代表の立命館宇治高を破り、日本一の座につきました。

大学では、12/13に全日本大学アメリカンフットボール選手権・決勝戦『パナソニック電工杯 第64回 毎日 甲子園ボウル』が行われ、関西学生代表の関西大学が関東代表法政大学を破り、実に62年ぶり2度目の学生王者となりました。

社会人Xリーグでは、12/21にJAPAN X BOWLを行い、鹿島ディアーズが富士通フロンティアーズを破り、12年ぶり2度目の社会人Xリーグ王者となりました。

残すところ、アメリカンフットボール日本選手権『第63回 ライスボウル』関西大学 vs 鹿島ディアーズ の戦いだけになりました。


実は、その後、高校、大学、社会人Xリーグの各カテゴリーでオールスター戦も行われます。

私は、1996年に第7回バーシティボウル(当時は、『東西カレッジフットボールJr.オールスター』という名称)に、関西代表として出場しました。会場は、大阪長居球技場でした。

(青いユニフォームの21番です)

今回どうして、このことをブログに書こうと思ったかと言うと、このオールスター戦は、今年で第20回を迎えるそうで、先日私の大学のチームから以下の内容のメール連絡があったからです。

"この記念すべき節目の大会で『アニバーサリーイベント~同期による応援・記念写真撮影』が行われます。過去、1回~19回迄ご参加された皆様にご来場戴き、スタンドでの同期毎の応援観戦と合同記念写真撮影を企画しています。懐かしいメンバーとの、久し振りの再会は如何でしょうか。是非、同期の方やご家族の皆様お誘い合わせの上、ご来場下さい。"

今年は関東開催(アミノバイタルフィールド(東京都調布市))ということで、関西代表陣は集まりにくいのかなと思いつつ、私自身も都合により参加はできませんが、学生フットボール時代を振り返って、懐かしい気持ちになりました。(懐かしい思い出はまたの機会にご紹介できたらと思います…)

私の学生時代は、フットボール無しでは語ることができません。たくさんの思い出や仲間もできましたし、苦しい練習に耐え、困難を乗り越え、非常に多くのことを学び、成長しました。今の自分があるのも、フットボールのお陰だと思います。

SKYWALKERSの仲間には、監督・顧問・教員という立場だけでなく、一人のフットボール(元)選手としても接しています。この素晴らしいスポーツから多くを学び、みんなが成長してくれることを願っていますし、フットボールはみんなを成長させてくれるはずです。